<監修>
帝京大学 福岡医療技術学部 医療技術学科
教授 河野 雄平 先生
- 高血圧における食事療法
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高血圧になる原因には、食塩の摂りすぎをはじめ、肥満や飲酒など、食生活に関する事柄が多く含まれます。
食事内容や習慣を見直し、血圧を良好にコントロールしましょう。食塩摂取量の目安
食事療法の中心は減塩です。まずは、基本となる1日の摂取量を把握しておきましょう。
日本人の食塩摂取量
日本人成人1人の1日あたりの食塩摂取量は平均9.9g※。
近年、緩やかに減少していますが、諸外国と比べると、依然として多くの食塩を摂取しています。※平成29年国民健康・栄養調査結果の概要より減塩目標
日本における高血圧の食事療法では、1日の食塩摂取量の目標は6g未満とされています。
できるだけ目標値に近づけていきましょう。日本高血圧学会、高血圧治療ガイドライン 2019 より
減塩生活のポイント
減塩を始めると「味が物足りない…」と感じてしまうこともありますが、調理法や味付け、食べ方にひと工夫を加えて、上手に塩と付き合っていきましょう。
自宅で食事をするときは
1. 調理でのポイント
2. 食卓でのポイント
外食のときは…
1. お店選びのポイント
- 単品だけでなく、品数の多い定食などの栄養バランスのよいメニューがあるお店を選びましょう。
- 「薄味にしてください」と注文できるお店や、食事療法中であることを話せる行きつけのお店を探してみましょう。
2. メニュー選びのポイント