加賀伝統工芸村 ゆのくにの森
伝統工芸のテーマパーク
輪島塗や加賀友禅、九谷焼、手すき和紙など、石川県では数多くの伝統工芸が、現在に受け継がれています。『加賀伝統工芸村 ゆのくにの森』は、その一つひとつを古民家風の館で体験できるテーマパークです。13万坪という広大な敷地に、江戸・明治の面影を残す館が立ち並び、豊かな自然と相まって、古き良き日本の原風景も体感できます。伝統工芸を体験するもよし、園内を散策するもよし、子どもから大人まで思い思いの楽しみ方ができるおすすめスポットです。
小さな滝がいくつもあり、園内を散策をしていると、あちこちから心地よい水音が聞こえてきます。
江戸中期に建てられた民家を移築した『茶の湯の館 方丈庵』。園内には、こうした茅葺きの古民家が5棟もあります。
『伝統美術の館』(築/明治初期)の本間からの園内を。外から見るのとは違い、なかなか味わい深い。
輪島塗の沈金にチャレンジ
園内の『輪島塗の館』(写真)では、熟練の職人の指導のもと、輪島塗伝統の沈金(漆の表面に模様を彫り、金箔や金粉を埋め込む技法)を体験できます。お箸やお椀など、世界に1つしかないオリジナルの食器づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、園内で体験できる伝統工芸は、加賀友禅の型染や九谷焼の絵付け・ろくろ回しなど、その数なんと50種類以上!迷ってしまいます。
『友禅の館』では、型染(型紙と色糊を用いて染める技法)を体験できます。
生地についた糊や余分な染料を水で洗い流す“友禅流し”。流れにまかせて生地がゆらゆらする様は、控え目ながらもどこか気品があります。
STEP1
まずは、漆塗りの黒板で試し彫り。どんな模様にしようか…
STEP2
いざ本番。ポイントは失敗を恐れないこと。繊細に、でも大胆に。
STEP3
金粉が付着するよう、お箸の表面に漆を塗り込みます。肌に漆が触れるとかぶれてしまうため、ここからは職人さんにバトンタッチ。
STEP4
真綿につけた金粉をポンポンと一定のリズムでお箸の表面にのせていきます。
STEP5
余分な金粉を払い落とすと、素人が彫ったとは感じさせない模様が!!
STEP6
世界に1つしかない“MYお箸”のできあがり。

加賀伝統工芸村ゆのくにの森・園内をぐるっと散策
- 歩行距離:約1.7㎞(ルートの重複あり)
- 歩数:2207歩
- 歩行時間:約23分(滞在時間:約2時間)
- 消費カロリー:91.7kcal
※数値は取材班が実測した“目安”であり、ルートや年齢、体格、運動能力などによって増減します。
もっと詳しく知りたい方はコチラ
- 加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森
- http://www.yunokuni.jp/mori/